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■66日間世界一周 後編

■スウェーデン・ストックホルム

先進国であるスウェーデンの課題は、キャッシュレスと物価高です。空港からホテ
ルまで、有名なアーランド鉄道は高かったので、バスを選択しました。キャッシュレス
は世界でもかなり進んでいて、不安だったのですが、今までの国よりはスムーズでした。
ホテルから街の中心部まで、バス、電車、時には船を使いながら移動しましたが、国が
経営しているので、一つのプリペイドカードで全て使え、さすがだと思いました。トイ
レも有料&キャッシュレス、そして男女共用。若い白人の女性が、重装備で警備をしてい
たり、仕事によって差別されている感じがあまりありませんでした。バスの運転手も老若
男女さまざまです。ペットも乗り放題です。また、国を代表する企業を調べて見にいった
のですが一番大きい会社が、何と泊まっているホテルの隣にあって、最初高校だと思いま
した。隣に本物の高校もありました。ホテルは一階の共有スペースが広く、部屋自体はコン
パクトで、最小限のものしかなくて、無駄を減らしている工夫がされていました。車は
VOLVOだけでなく、韓国のK I A(起亜)ブランドが多かったのも、IKEAやH&Mが、他の
ものと比べるとかなり安いのはとても興味深いです。北欧の小国の知恵と言っていいのか
スウェーデン人の美しい国土を大事にし、メリハリのある合理的で慎ましい生活スタイルは
個人的に好感を持ちました。

ストックホルム

今回、選んだホテルや訪問先のせいもあり、日本人にほとんど会いませんでした。昔は
ペルーの山奥にも日本人がいたのですが。その代わり、中国人が多かったです。

■ブラジル・サンパウロ

空港の両替のルートが無茶苦茶だったのにはショックを受けました。経営しているのは
大手銀行です。ホテルはパウリスタ大通りという一番大きな通りの近くにありましたが、
少し離れた旧市街は、犯罪が多く、歩くのに勇気がいる場所です。しかし、富裕層が住む
通りなども近くにあり、南アフリカほど区別されておらず、いろいろな人が住んでいると
いう印象でした。デザイン性のある建物が多く、アートを好む感じがしました。ブラジル人
は、気さくで、生きることを楽しんでいる感じがしますが、少々効率が悪いところがありま
す。お店とか、交通機関を使うとわかります。全体的にゆるい? 個人的には、シラスコな
どの肉料理よりも、ブラジル人が普通にお昼に食べている定食が気に入りました。たいてい
が、ご飯とポテトと少しの野菜と肉というシンプルな内容。値段も安いです。言葉はポルト
ガル語で、英語はあまり通じません。それでも、いろいろな人に話しかけられました。ブラ
ジルでは日本人は尊敬されているようです。

■アメリカ・ニューヨーク

空港から、ブルックリンを通ってマンハッタのソーホーへ。懐かしいニューヨークの街
です。ホテルではなく、エアビー(民泊)です。ソーホーの外れにあって雰囲気のある環境
です。でも、目の前が公園なのでやはり浮浪者はいます。部屋は古く、狭いのですが、必要
なものは全て揃っていました。マンハッタン島の端にあるバッテリーパークからセントラル
パークまで歩いたのですが、他の国と全く違って、いろいろな人間がグラデーションになっ
ていて、素晴らしいと思いました。嬉しかったのは、英語がとてもわかりやすかったことで
す。スーパー、ドラッグストア、電気店、ホームセンターなど、興味のあるところをたくさ
ん回りました。美術館に行くとその国の文化度がわかります。メトロポリタン美術館は最高
ですが、どういう手段できたのかを考えると複雑な気持ちになります。部屋では洗濯ができ
なかったので、コインランドリーで洗濯しました。少しコツがいります。初めて地下鉄に乗
りましたが、初心者には少しわかりにくいです。でも、わからなくても、教えてくれる人が
います!

■アメリカ・サンフランシスコ・パロアルト

宿泊したカリフォルニアアベニューステーションは、少し田舎で、今回の中で、最も美
しい街でした。しかし、その周りの街は、開発が進み、世界で最も高い住宅地という感じが
しました。スタンフォード大学にも行きました。とても美しい大学です。午前中に行ったの
ですが、自転車に乗ったアジア系の若い女性が多かったのが印象的でした。マンハッタンに
はなかったウオルマートの巨大さと安さには感動しました。この店にあるもので一生生きて
いけると思いました。日本の100円ショップのようなダラーツリーにも行きましたが、広い
店に店員は白人のおばさん一人。万引きが問題になっているようです。食事は、Googleで
安くて高評価の店を探して行くのですが、美味しいのですが、それでも高い!エアビーのホ
スト(貸主)のマダムも全く同じ意見でした。感覚的にいうと、アメリカのインフレ×円安×
チップで、ラーメンが日本の3倍になります。アメリカのインフレは絶対調整に入ると思い
ました。実際そうなりつつあります。エアビーというのは、ホストのゲストに対する評価も
あって、こんなことが書かれてありました。
“Wonderful friendly, quiet, lovely guest, Taniguchi! Come back any time…

サンフランシスコ

帰国した時に、羽田空港はとても小さいと感じました。

■まとめ

十分に時間をかけて準備したので、犯罪にあったり、スケジュール等の混乱はほとんど
ありませんでした。1日の行動時間は、4時間から6時間程度ですが、出かける前に、細か
く下調べをして、帰ってから、おさらいするという風に、毎日ほぼ同じルーティーンで行動
しました。夜はKindleで「カラマーゾフの兄弟」を読みました。個別のツアーだと、朝出
発して、夜近くにホテルに戻るのですが、観光客と一緒に観光地を回るので、現地のリアル
な感じを掴むことができません。今回、いろいろ見て、一番考えさせられたことは、”貧富
の差”です。貧富の差を無くして教育を行き渡らせることが、その国の運命を左右すること
になると思いました。
費用ですが、南アフリカに入ってからは、日本よりも物価が高いと感じて、腹をくくって
節約を強化したので、結果的に予算を下回ることができましたが、自分にしみついている
デフレ体質に問題があると思いました。日本は素晴らしい国なのですが、デフレで失ったも
のは大きいと思います。外国を回って気がつきました。しかし、使うところに使って、節約
できるところには節約することは、日本人はできると思います。スウェーデンが参考になり
ます。どこの国でも、それなりに生活できたので、少し自信がつきました。そして、自分な
りの視点を持つことができたので、運用などにもいかしていきたいと思います。

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