世にも奇妙な物語24冬「CITY LIVES」メイキング
連ドラ版「CITY LIVES」の続編を作りたい!
23年にフジテレビの深夜ドラマ「CITY LIVES」(全3回)をプロデュースし
ました。そこそこ評判が良かったので、新たなビジネスに結びつく可能性が
あると思っていたのですが、全く音沙汰がありませんでした。自信が揺らぐ
というよりも、なぜ?という感じの方が大きかったです。しばらく待ってい
たのですが、これではまずいと思い、自分で動くことにしました。まず知り
合いのタレントマネージャーに「世にも奇妙な物語」の枠で、「CITY LIV
ES」をやりたいと提案したら、所属するタレントを出すという前提で、テレ
ビ局(フジテレビ)に話をしてくれました。テレビ局も、ある程度ビッグな
タレントが出てくれるのなら、ということでウエルカムな姿勢でした。これ
が23年の4月。そこから、連ドラ版「CITY LIVES」の脚本・監督の小林さ
ん、針谷さんにプロットを書いてもらって、ゴーが出たのは、24年の春ごろ
です。
予算
制作は共同テレビですが、今作は、連ドラ版「CITY LIVES」同様、自分の
古巣の東北新社で制作しました。実は、私は、東北新社時代「BLACK ROOM」
「ママ新発売」、「マンホール」と3本の世にも奇妙な物語をプロデュース
したのですがその頃と違い、外部制作は10年ぶりだそうです。予算は、少な
くてびっくりしました。単純計算すると、連ドラ版と同じです。スタッフに
は申し訳ないのですが、最初にそのことを伝えました。幸いなことに、CGに
関しては、すでにデータがあるので、それを活用しました。制作スタイルも
前回同様、最小人数でやろうとしました。ただ、前回よりもオンエアまでに
時間があったので、監督は詳細にプランを練ることができました。
キャスト
キャストは、佐藤勝利さん(timelesz)ありきだったので、彼の出演した映
画などを研究して、脚本を作りました。いわゆる当て書きです。プロットで
は、最初保護官は男だったのですが、バランスを考えて、連ドラ版で同じ役
を演じた片山友紀さんにお願いしました。片山さんは、完全に自分の役をも
のにしていました。今回も、前回同様、キャストには恵まれました。撮影は
7月下旬。連ドラ版と同様に木更津を中心としたロケです。とても暑く生命
の危険を感じるほどでした。今後、この時期にロケをすることは控えようと
真剣に思いました。
音楽
今回、個人的に自信があったのは、音楽ものであるということです。監
督の小林さんの主戦場はCMです。CMは基本的に音楽をオリジナルで作るこ
とが多く、名作、傑作が多いです。優秀なCMディレクターは、音楽に対す
る感覚が求められます。小林さんと、音楽のノダマサユキさんには、全幅
の信頼を寄せました。そして、予想以上の結果を出してくれました。仕上
げをしていて、悩んだのは、CMのタイミングです。昔「世にも」をやった
時に比べて、回数が多く、タイミングも難しいです。重要なことかもしれ
ませんが、あまり時間を取られたくないと思いました。
オンエア後
放送されると、前回同様、SNS等で話題になりました。自分が安室奈美
恵さん関連をやっていた時に、何かあるとポストが凄い勢いで増えたのを見
て驚いたのですがそれに近い感覚を久しぶりに味わいました。同時に、オン
エア前にTverで、連ドラ版が無料公開されたことで前作を見てくれる人も
増えました。「世にも奇妙な物語」という枠にも拘らず、小林、針谷監督
がフューチャーされたのも嬉しかったです。「CITY LIVES」は、まだまだ
いろいろな面白い展開ができると思っています。時間をかけて、じっくり進
めていきたいと思います。また、何度も言いますが、若いクリエーターで、
面白い人、優秀な人はたくさんいます。プロデューサーはそういう人たちを
導く必要があります。昔に比べて?従順な若者が多いです。日本の映像産業
が発展する唯一の方法だと思っています。自分のブログ(「プロデューサー
を長く続ける方法」)の最初に、自分がプロデュースした「ママ新発売」を
超えることの難しさを書きましたが、今回の「CITY LIVES」はかなりいい
ところまで迫ったのではないかと思っています。
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